ごあいさつ

理事長より 「新しい学校を創ろう!」

理事長 北脇保之

理事長 北脇保之

 本年度浜松聖星高等学校は212名の新入生を迎え、共学の聖星高校となってからの生徒が全学年そろいました。入学者は共学化初年度が242名、2年目が191名、そして今年度に続いており、男子生徒は全体の3割弱を占めています。校内は大勢の生徒のエネルギーが溢れ、男子生徒も女子生徒ものびのびと過ごしています。

 以上のとおり聖星高校のこれまでの歩みは順調ですが、本校の真価が問われるのはむしろこれからです。本校がどのような校風を築いていくのか、どのような生徒を育て、どのような方面に卒業生を送り出していくのか、このような課題にしっかりと答えを出すべく、聖星高校はまさに新しいステージに立っています。

 本校は1956年に県西部唯一のカトリック・ミッションスクールである浜松海の星高等学校として設立された伝統校ですが、聖星高校としては新しい学校です。本校の校訓は「真理を学び愛に生きよ」、教育目標は「隣人愛の実践により世界に貢献する人間を育てる」です。私たちは、このような目標達成するために、日々の学校生活の土台となる良い校風を築いていこうとしています。高校受験を予定しているみなさん、どうか高校生活に対する思いや希望をこの若い学校にぶつけ、一緒に学校づくりに参加しませんか。

 これからの社会は、ITの発達やグローバル化、人口変動、気候変動などによりどのようになっていくか、予測が困難です。しかし、人間が幸福に生きられる社会を求める気持ちはだれも同じはずです。浜松聖星高校は新しい社会の揺籃(ゆりかご)になることを目指します。

学院長より 「真理を学び、愛に生きよ」

学院長 谷口日美子

学院長 谷口日美子

 浜松聖星高校は静岡県西部にある唯一のカトリック・ミッションスクールです。今から65年前に来日した3人の修道女の教育への篤い思いと熱意が「一粒の種」となり、今日の浜松聖星高校に至っています。

 本校は3年間の学び舎ですが、生徒たちは義務教育を終え進路を準備する中で多感な自分と向き合う時期にいます。また今日グローバル化により、私たちは海外に行かなくても多文化の中で生きることを余儀なくされています。そのような中で自己のアイデンティティを育て、多文化共生の世界で生き働く能力を身につけることの重要性が問われてくるのではないかと考えます。

 真理そのものであるイエス・キリストとその生き方の学びは自己や他者の尊厳に気づかせ、いのちあるすべての人々や自然界との共生を模索し、互いに仕え合い、より良い社会を構築する者を育てる土壌になると確信しています。

「真理を学び、愛に生きよ。真理と愛こそ人生の光」

 一人ひとりの生徒が充実した高校生活を送り、豊かな心を育むことができるよう祈り、寄り添います。

校長より 「グローバル教育から新たな段階へ」

学校長 重信明利

学校長 重信明利

 2017年4月に校名変更、男女共学化を果たし今年で3年目、ようやくすべての学年で男子の顔を見ることができるようになりました。

 以前、女子校であった時代から「英語の海の星」と評される通り、それまで本校は特に語学教育に力を入れてきました。校名が浜松聖星高等学校となり、共学校となった現在も「世界に貢献する人間の育成」を教育の目標として、引き続きCALLシステム(語学学習支援システム)やエンパワーメントプログラム、海外留学プログラムなどを駆使して徹底した語学教育、国際教養教育を行っています。

 ただこれからのことを考えれば、ICTが急速に発達している現在、あるいはAIが社会を席巻するであろう未来に、単に「英語が話せる」だけのスキルでは海外を舞台に活躍することが難しくなっていくことは明らかです。問題はこれからこのICTやAIをどのように活用して世界に「貢献」するかです。その点、本校の地元浜松は「ものづくりの街」としてこれまで自動車産業、繊維産業、楽器産業、さらにはテレビをはじめとするエレクトロニクスの分野で世界に貢献してきているという歴史を持っています。ものづくりの源泉である創造性はこの地域の人々の遺伝子に組み込まれているものと思います。

 これからはこの創造性という因子をさらに豊かな才能に引き上げ、それが世界で輝くものになるよう導いていく教育機関が必要となってきます。そのような中で浜松聖星高等学校はこれまでのグローバル人材の育成から、さらに自らの内なる創造性を引き出し、それを世界レベルで発揮させることができる人材の育成、AIができない「貢献」ができる、価値ある人材の育成を目指したいと考えています。