浜松聖星高等学校 浜松聖星高等学校

ABOUT SCHOOL

学校案内

ごあいさつ

時代を見通した教育

学校法人浜松海の星学院
理事長
北脇 保之

浜松聖星高校は1956年に浜松海の星高校として創立され、来年2026年に70周年を迎えます。戦後10年を経たばかりでまだまだ貧しかった時代に、教育で日本の復興を助けようと熱い志に燃えてフランスからやって来た、3人のカトリックのシスターによって本校は始まりました。この建学の志、すなわち国際的な協力によって苦難を乗り越えようという思いは現在まで脈々と生き続けています。
昨今の世界情勢を見ると、ウクライナやパレスチナの悲惨な状況など、第2次世界大戦に匹敵するような苦難の時代が再び始まっているかのようです。このような時代を生きていくみなさんですが、何としても、それぞれ満足できる人生を送りつつ、世の中をよくする力となってほしいと願っています。そのために教育が提供すべきものは何でしょうか。まず第一に、民族、文化、言語などの違いを越えて、互いに理解し合い協力するための「国際教養教育」です。第二に、急速に世界を変えつつある科学・テクノロジーを理解し、良い方向に利用するための「理数(STEAM)教育」です。そしてすべての基盤となるのが、調和のとれた人格を育てる「心の教育」です。
浜松聖星高校は、資質・能力を伸ばす新しい学力観とICTを活用した新しい学習法で、これらの教育を実践しています。本校で充実した高校生活を過ごしましょう。
北脇 保之
未来を切り開くため成長する

学校法人浜松海の星学院
学院長
髙橋 美智子

浜松聖星高校の門をくぐると両手を広げて迎えてくれるマリア像に出会います。涼やかな優しい顔の左耳に長いイヤリングのようなものが見えます。よく見ると蓑虫の家のようです。蓑虫もマリア像と一緒に皆さんを迎えたいのでしょう。蓑虫の家から登下校の生徒を眺めて、義務教育を終えて次のステップを生きる高校生の頼もしい姿に希望を感じているに違いありません。
今年も、マリア像の傍を通って登下校する一人ひとりが自分のペースで成長しています。その勢いは誰も止めることができません。それは、深い内面からの力です。その力は目には見えませんが周りに影響を与えます。御自分を信じてください。あなたは、愛されて存在し、愛するために成長しているのです。
争いの絶えない人間世界は、広い教養による高い知識と、内面の力を謙虚に受け止めて平和を構築できる人を求めています。世界の平和は遠い国のことではなく、今、ここで私達が始めていくのです。そのためには皆さんの力が必要です。次のステップを生きる皆さんの姿が未来を切り開いてくれます。
髙橋 美智子
「地球語」を話そう!

学校法人浜松海の星学院
浜松聖星高等学校
学校長
野村 賢一

今から30年ほど前、私はイギリスの大学に留学していました。そこには、様々な国からの留学生が集まっており、当然、「英語」でコミュニケーションすることになるわけですが、それぞれに母語訛りが酷く、意思の疎通は至難の業でした。あまりのクセの強さに、匙(さじ)を投げることも屡々でした。
ところが、です。現地の人たちは、その「英語モドキ」を全く苦にしません。すべてに対応するのです。当時の私は、「日本人英語の何が悪い!」と嘯(うそぶ)いていましたが、これを機に態度を180度改めました。どうせ学ぶなら、ネイティブ・イングリッシュに限る、標準英語こそ真のコミュニケーション・ツールである、と。
そんな私が、カトリックのミッション・スクールである浜松聖星高校に赴任して気づいたのは、キリストの教えもまた、世界で通じる「地球語」だ、という事実です。主は隣人愛(=自分を愛するように、他者も愛すること)の大切さを説いていらっしゃいますが、これは、文化や民族、時代を超越した普遍的価値観と言えるでしょう。
私たち浜松聖星高校教職員は、慈愛に満ちた、心豊かな人間の育成に、一丸となって取り組んでいます。本校の生徒に限らず、すべての若者が、世界平和と人々の幸福の実現に寄与できる人間へと成長してくれることを望み、精一杯サポートしています。
皆さんも、地球語を学んでみませんか。一緒に充実した3年間を過ごしませんか。
皆さんと学校でお会いできる日を、心待ちにしています。
野村 賢一