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「地球語」を話そう!
学校法人浜松海の星学院
浜松聖星高等学校
学校長野村 賢一
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今から30年ほど前、私はイギリスの大学に留学していました。そこには、様々な国からの留学生が集まっており、当然、「英語」でコミュニケーションすることになるわけですが、それぞれに母語訛りが酷く、意思の疎通は至難の業でした。あまりのクセの強さに、匙(さじ)を投げることも屡々でした。
ところが、です。現地の人たちは、その「英語モドキ」を全く苦にしません。すべてに対応するのです。当時の私は、「日本人英語の何が悪い!」と嘯(うそぶ)いていましたが、これを機に態度を180度改めました。どうせ学ぶなら、ネイティブ・イングリッシュに限る、標準英語こそ真のコミュニケーション・ツールである、と。
そんな私が、カトリックのミッション・スクールである浜松聖星高校に赴任して気づいたのは、キリストの教えもまた、世界で通じる「地球語」だ、という事実です。主は隣人愛(=自分を愛するように、他者も愛すること)の大切さを説いていらっしゃいますが、これは、文化や民族、時代を超越した普遍的価値観と言えるでしょう。
私たち浜松聖星高校教職員は、慈愛に満ちた、心豊かな人間の育成に、一丸となって取り組んでいます。本校の生徒に限らず、すべての若者が、世界平和と人々の幸福の実現に寄与できる人間へと成長してくれることを望み、精一杯サポートしています。
皆さんも、地球語を学んでみませんか。一緒に充実した3年間を過ごしませんか。
皆さんと学校でお会いできる日を、心待ちにしています。