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5月31日(金)小説家・推理作家 伊与原新先生講演会

2024年6月6日

5月31日(金)に小説家・推理作家の伊与原新(いよはらしん)先生による全校対象講演会を開催しました。

 

伊与原先生プロフィール

1972(昭和47)年、大阪生れ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻。博士課程修了後、パリの研究室、大学勤務を経て、2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。2019年『月まで三キロ』で新田次郎文学賞受賞。他の著書に『プチ・プロフェスール』『ルカの方舟』『博物館のファントム』『梟のシエスタ』『蝶が舞ったら、謎のち晴れ 気象予報士・蝶子の推理』『ブルーネス』『コンタミ 科学汚染』『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』『八月の銀の雪』『オオルリ流星群』『宙(そら)わたる教室』などがある

 

伊与原先生は、本校の理数コース高大連携講座を担当してくださっている栗田先生の東京大学大学院時代の教え子であり、『宙(そら)わたる教室』は、栗田先生の体験をヒントに小説化した本です。

また、著書『月まで三キロ』の表題作は、浜松が舞台の小説であり、その縁で浜松には何度か訪れたことがあり、浜松に親近感を感じているとのことでした。

「創造するということ ー文理の垣根を越えてー」というタイトルで、生徒の知的好奇心や探究心を刺激する講演をしてくださいました。

また、講演会後、理数コース生徒との座談会にも参加してくださいました。

 

以下、生徒の感想です。

最初にchatGPTを用いて自己紹介をしていてとてもユーモアのある方なんだとびっくりしました。

とても勉強になるようなことが多く、未来を人に聞くなという最後の言葉がとても印象に残りました。

・「創造」とは、マネをする・0.999…を1にする・無関係なものの組み合わせであることを知りました。「月まで三キロ」という題名は聞いたことがあったので今度読んでみたいと思いました。

・無限の猿定理がとても興味深かったです。また、文理の垣根を超えてその先を求めることに意味があるのだと理解することができました。

・伊与原先生が小説家になった過程を知ることができて、研究もしていたことを知ってすごいと感じました。そして、好奇心や自分が興味があることを大切にして色々なことに取り組んだり、本も改めていろいろな分野のものを読んで知識を広げていきたいと感じました。

・伊与原新先生が言っていたように、諦めずにやり続けようとおもいました。また、いろんなことを学んでこれからの人生に役立てていきたいと思いました。最近本はあまり読みませんが、久しぶりに読んでみようと思いました。

専門分野だけでなく、それ以外の事も色んなことを学ぶ事が大切だとわかりました。 私は文系で、理系の科目には少し苦手意識があります。でも、理系の科目にも関心を持ち、知識の幅を広げていきたいと思いました。

・人生において大切なことをたくさん学べた。私も「諦めたい」「やめたい」と思うことが多くあるけれど、今日の講演から諦めなければ、必ず良い結果が待っているということを思い出して、これからの人生を歩んでいきたいです。とても有意義な時間になりました。

・自分も大学は宇宙分野の大学に進もうと思っているので、今回の講義は参考になりました。 伊与原先生が言っていたように様々な分野を学び、自分の頭の空白を埋めれるように自分の 気になった学問の他にも、雑学やその他のものにも興味をもっていくようにしたいです。

・宇宙のことは自分が小さい頃ずっと調べていたりしていたので復習みたいな感じで面白かった。