9月14日(木)
STEAM教育として日本語学校の校長先生と考える「共通テスト情報Iの読み取り方講座」を開催しました。
講師は、元フリーアナウンサーでNHKラジオで活動され、テレビの放送作家のご経験があり、
日本経済大学専任講師を経て、現在は行知学園第二附属日本語学校 校長・心理カウンセラー・日本語教師を兼任されていらっしゃる粕谷 真由美先生です。
1~2年生43名が参加し、講義と実習を行いました。
講義では、
「読解問題は得意ですか?~語彙力不足を補う外国人留学生の読解法~」
として、中国からの留学生がどうやって大学共通テストレベルの日本語を習得していくのかの紹介や、日本の中・高生の読解力が低下した原因と対策についてお話を伺いました。
実習では、
「新大学共通テスト「情報I」試作問題 中国留学生vs聖星生」
として、「情報I」の試作問題を題材に受講者が全員で10分間でどれだけ正しく読解し正解できるのかに挑戦し、行知学園での正解率と何が違うのかを検証しました。
講座後の生徒の振り返りには、
・私たちも英語を学んでいるけれど、他国の人たちも日本語を学ぶために頑張っているということがわかった。
・現代文の読解について、聞いたことはあっても試したことはないものがほとんどでとても参考になった。
・情報の模試で高得点を取った留学生の方法を、普段の授業から意識していきたい。
・読解には苦手意識があったので、読めるようになるポイントを知ることができて嬉しい。日本語長文だけでなく英語にも活用したい。
・長文読解が苦手だったが、今回聞いたコツやお話を忘れずに、テストや模試だけでなく、今後の勉強にも繋げていきたいと思う。
などの意見がありました。
共通テストの試作問題を初めて解く1年生も多く、共通テストの長文読解に対する意識を向上することができました。