浜松聖星高等学校 浜松聖星高等学校

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マリア祭を行いました

2021年5月26日

5月25日、マリア祭を行いました。
カトリック教会では、5月をイエス・キリストの母である聖母マリアの月と定めています。カトリック系ミッションスクールである本校でも、聖母マリアを讃え、厳粛な雰囲気のなかで感謝の祈りを捧げました。また、生徒を代表して各クラスの宗教委員が祈りのカードとろうそくの奉納を行いました。
昨年は新型コロナウィルスの影響により実施が叶いませんでしたが、今年はチャペルで各クラスの代表生徒が参列し、各教室に映像を配信して全校生徒で祈りを捧げることができました。

               

生徒感想

1年生
今回のマリア祭が人生で初のキリスト教のきちんとした行事で、とても新鮮な感じがしました。宗教の授業の時間に書いた自分の願い事・祈りなどがマリア様に届き、実際に現実の出来事として起こることを信じて生活しようと思いました。しかし、ただ願うだけでは偶像崇拝になってしまうと思うので、それに見合った日頃の生活をしていこうと改めて思いました。普段であれば体育館で全校で行われているこのマリア祭。今年はこのご時世で全員が同じ場所に集まることができない中で、リモートという形でコロナ禍であっても行えたことが一番だと思います。
授業で習った通り、これからの生活で、自分の性格や考え方、行動などの個性を大切に生きていこうと思います。周りには、自分よりも優れている点を持っている人がたくさんいます。そこで羨ましいと妬んでしまうのではなく、それがその人達の個性であり、その人にしかない良い所という認識を持って、自分と比べず、認めることが大切だと思いました。自分にしかないもの、自分にしかできないことを見つけ、その集団の中で生きていくために自分はどう活躍できるのかを考えて行こうと思いました。今後もこのような宗教行事を通して、自分というものを見つめ直していきたいと感じました。

2年生
私は、今日はじめてマリア祭というものを経験しました。リモートで教室からの参加となってしまいましたが、それでもこのような貴重な体験ができたことを嬉しく思います。
以前、宗教の授業でマリア様は天使ガブリエルからのお告げを聞き入れ、神様を信じたお方だと教えていただきました。そのとき私は、マリア様のような芯のある女性になりたいと思いました。今日は、いつも私たちを見守ってくださっているマリア様に日頃の感謝を伝えると共に、これからも私たちが平和に暮らしていけるようにとお祈りしました。厳かな雰囲気で行われたマリア祭は、私の心を穏やかにしてくれました。
また、シスターが校内にたくさんのマリア像があることを教えてくださいました。私はこの学校で1年ほど過ごしてきましたが、これほどたくさんのマリア様がいることを知りませんでした。改めて私たちの側には常にマリア様がいらっしゃるのだと実感することができました。他では味わえない貴重な体験ができて本当に良かったと思いました。

3年生
今日マリア祭に参加して、とても貴重な体験ができたと感じました。新型コロナウイルスの影響で実際に全員で集まることができず、これが高校生活最後のマリア祭になってしまったことは少し悲しいです。しかし、宗教の授業中に先生が「お祈りはどこでも皆やマリア様と繋がることができる方法だ」とおってしゃっていたことを思いだし、リモートになってしまったけれど、祈りの心で参加し、皆やマリア様と繋がっていることを感じました。
コロナが流行し、世界中がパニックになっています。多くの悲しいニュースを目にします。しかし、今日の祈りを通して、少しでも苦しい思いをしている人の心が和らいだらいいなと思います。自分中心ではなく、マリア様のように、柔らかな心と優しさ、そして賢明さを持った女性に私もなれるようにしたいです。少しでも近づくことができるように、明日からもう少し勇気をだして、人に優しく、柔軟に、しかし大切なことや貫いて守るべきものを守る強さを持って生きていきたいです。